内と外のつながり

先日のお稽古の中で、身体の内側の大切さを伝えた。

身体がなかなか安定しないとのことで、どうしたら少しでも安定するのか、その人の身体になったつもりで、自分とは違う部分を探し出した。

太鼓を打つ上で大事なのは腕だけでなく、脚、腰、腹筋・背筋、、。
結局、身体全身を意識することが大事なのだけど、その意識の向かう先は身体の内側。
それぞれの筋肉をどう使えているのかを最初は意識しないと、なかなかそこが使えるようにならない。

使えるようになって、それが自然になったら意識をはずして、次の新たな場所を意識していく。
そうすることで、使える場所が増えると、今度は使える場所を使わなくする選択肢をとることができる。

すなわち余計な力を抜くことができる。
ただでさえ力で打ってしまいがちな和太鼓だが、だからこそ必要不可欠なところ以外は抜いていかなければならない。
それは意外と直接的に必要そうな腕や肩の方にあったりする。

自分の中心軸のあたりは基本として締めておきたい。

真ん中・内側を締めて外側をゆるめる

という方が強くしなやかに身体を使うことができるし、そこから繰り出される音は鋭く緩慢な音になりづらい。

内側への意識ってとっても大事。
筋肉的な部分の話だけでなく、精神的な部分でも。

 

その内側が結局は外側へあらわれてくる。溢れ出てくる。

だからやっぱり探求は終わらないよね。

自分の内側って無限に深いもんね。

そこに向き合える幸せ。
楽しいなぁ。