白山国際エクスタジア2021

一度は出演したいと思っていた白山国際エクスタジア。

昨年はコロナの影響で延期となり、ようやく今年開催。

 

老舗太鼓店の浅野太鼓さんが大きく関わっているイベント。実は今までそこまで関わりが無かったので、今回の話はとても嬉しかったです。

 

出演団体には、なんと今の創作和太鼓の世界を築いたパイオニアである「林英哲」さん&「英哲風雲の会」。

そして同じく「林英哲」さんが和太鼓と出会い、その経歴をスタートさせた「鬼太鼓座」の流れをくんでいる「鼓童」が名を連ねていました。

プロ活動をし始めてから、ずっと名前を色々なところで見ていた焱太鼓さんも。

 

この方々が同じステージで観られること自体すごいことなのに、その同じステージに「ひむかし」として立たせていただけるなんて、とても光栄なことでした。

 

 

「林英哲」さんは自分が18歳の時にそのステージ「若冲の翼」を観て、あまりにも芸術的で衝撃的で自分の中の和太鼓の概念を一気に崩され、プロの和太鼓奏者になるきっかけとなった方。

舞台の搬入スタッフとしてお手伝いに行ったり、「は・や・と」のステージを観ていただき、アドバイスをいただいたり、1度だけ同じステージに立たせていただいたり、その存在にどれだけ刺激を受けて自分の腕と感性を磨いたか。。。

 

アマチュア時代に身につけた技術も多くありますが、プロとして活動する中での自分の和太鼓への姿勢やマインド、技術にとてつもなく影響を与えた方なんです。

 

 

この出演の話が決まった時は、そんな「林英哲」さんと名を連ねて出演させていただくなんて、、、とド緊張していました(笑)

 

 

しかし、本番が近づくにつれ、金刺凌大は金刺凌大で良いという想いも強くなり、とにかく自分のできる演奏を楽しもうというところへ切り替えていくことができました。

 

 

当日、英哲さんのリハーサル、組曲「レオナール われに羽賜べ」を観て、変わらず芸術的な舞台・構成・演出にまた刺激を受け、演奏だけでなく、ここからの自分の舞台創作意欲へも大きなギフトをいただいたようでした。

 

今、もう一度、18歳の時に観た「若冲の翼」を生で観たいと心から思います。

大好き過ぎて、そのCDを擦り切れるほど聞いたのを覚えています(笑)

 

 

「英哲風雲の会」の先輩方とも久しぶりにご挨拶できたし、「鼓童」の安定感あるグッとくる演奏も間近で観ることができたし、なんだか自分たちの演奏もさることながら、そうしたことがとても嬉しい1日でした。

 

 

とはいっても、やはりいつもとは違う緊張感の中臨んだ舞台は、とても楽しくて、キャパシティは半分とはいえ、多くの方々がご来場いただき、完売御礼の客席を感じながら、全力ダッシュであっという間に終わりました。

 

 「手取亢龍若鮎組」や「和太鼓サスケ」の若さ溢れる演奏も素晴らしかった。

 

なんというか、うまく言えないけど、

分断や距離感を感じる、今この時代の中で、和太鼓に関わる方々、心血を注ぐ方々がこれだけいる場所に自分がいられることがなんとも心地よかったです。

 

林英哲さんと

焱太鼓の皆さんと


浅野太鼓文化研究所理事長・白山国際太鼓エクスタジア実行委員長の浅野昭利さん

&関係者スタッフの皆さんと

 

本当に素晴らしい貴重な経験ができました。

 

関係者の皆さま、大変なご苦労があったかと思いますが、本当にありがとうございました!

まさに~ひかり満ちる明日へ~というサブタイトルのごとく、明日への希望や光をたくさん見出すことができました。

 

 

最高でした!

 

 

ひむかしのメンバーとも本番後は珍しく(笑)和太鼓談義。

今回の舞台を通して、たくさんの刺激を受けて、それをそれぞれの和太鼓人生に落とし込むような作業でした。

ひむかしは四者四様。それぞれが思う和太鼓の道を探求していくのだと思います。

それが交わるのが「ひむかし」ということで。

 


これからも金刺凌大は金刺凌大の和太鼓を、舞台創作を磨いていきたいと思います。

 

 

東京へ帰る前に、浅野太鼓さんに伺っておーーーーきな太鼓と会話しました!

 

やっぱり太鼓は生きている!

 

そして金沢のおいしい海の幸をいただき、旅を締めることができました(笑)

 

ありがとうございました!